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いろいろと
ワンフェス終わったんですが、修士論文の発表が控えております。ぎゃ。



で、



■赤くて未来な乗り物

ワンフェス会場で見た、赤い未来なロシア兵が乗った乗り物、



あった



コレ



「ワンフェス  赤い 乗り物」でgoogleで出てきます。企業とかじゃなくて、個人の自作のようです。


これが、スイスイ動くんです。始めは下から足でも出して歩いてるのかと思ったんですが、そうじゃなくて、しっかり乗り込んで走っていました。


鳥山明の漫画にでも出てきそう。


すげー。






■『文学は絵画より少なくとも50年は遅れている』


急になんだ〜??ってなもんですが、最近、なるほど、と思った事。




え〜、

『裸のランチ』って小説読んでます。

この『裸のランチ』って小説はストーリーが掴みにくく(というか無い)断片的なイメージが並べられた小説です。


そんな意味の繋がらない言葉だけが並べられた小説も面白いな〜と、思う事がしばしば。
(実際に読むと、裸のランチは非常に読みにくいんですが)


この小説を探して読み始めたのは
映画版の『裸のランチ』
 (ってのがあるんです。)
を観て、その中で登場人物の一人が、本を読みながら意味の繋がらない単語ばかりをしゃべっていくシーンがあって、その本を読みたいな〜、と思ったのが始まり。

映画観たのがだいぶ前なんで分かりませんが、もしかしたらその本こそ、小説の『裸のランチ』だったのかな?(しかも半分寝ながら観てたので定かじゃありませんがー。)


ともかく、小説の「裸のランチ」の事を調べていたら、その読んでみたいと思ってた、イメージの断片断片の小説だというんで、探して読んでみました。


最近だと「TAKESHIS'」、他にも大友克洋の短編、はたまた押井守の映画みたいな、ストーリーを追うのは難しいけど、各イメージが綺麗、というか美しい映画や漫画というのが好きです。が、それって、ストーリーを追うのを拒否したような見方で、果たしていいもんだろうか?と疑問に思う事もしばしばでした。


そんな中、上の題名の

『文学は絵画より少なくとも50年は遅れている』

ってのを読みました(たまたまですがー)。ここ


絵画では他の絵を切り取って貼付けてイメージを作る技法(モンタージュ)等がずっと以前から使われているけど、文学ではどうか?って事で、

50年遅れている

と言った人がいるそうな。
その人が「裸のランチ」の筆者バロウズにその考えに基づいた、


「カットアップ」
新聞、雑誌や書物から適当なセンテンスやフレーズやワードを切り取って、これを前後左右縦横呑吐に並べていく“言語上のカット&ペースト”の手法を使ってイメージを湧かせる。


を教えて、バロウズはこの手法で小説を書いたそうな。

他にも絵画のデカルコマニー(絵の具が乗った紙を半分に折って、対象な絵ができるアレ)の手法を文学に持ち込んで、文章をひっくり返して(なのかな)イメージを作る「フォールドイン」というのもあるらしい。


な〜るほどねぇ〜〜〜〜。


確かに、絵画じゃ普通に使われているような手法も文学じゃまだまだ開拓されていないというのは納得できるな〜、と、思う。


久々に関心。
by itotani | 2006-02-24 00:18 | その他
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